9:ファンデ中・大学出願について寄せられた質問
大学進学について
・進学準備コースから大学学部に進学するのはどれくらい大変ですか。
ファンデから大学進学にテストが必要とありますが、正確には成績が必要になります。進みたい学部によって必要な成績の条件(AABやAAA、A*AAのように3教科の成績がアルファベットで表されている) ファンデでのテストはファンデの授業内容を問うもので、その他授業態度や課題なども含めて成績が出され、それを進みたい大学に志望理由書と一緒に送って、進学の可否が決まります。 つまり、難易度は進みたい学部次第で、学部ごとに必要な成績基準を満たすことが必要です。
・大学での専攻はどのようにして決定しましたか。
私は都市計画を専攻していますが、これは単純に自分が建築好きなのと人に携わる仕事がしたいと思って選びました。ただこの学部は自分で授業選べないのが残念。興味が広がっているならいろんな授業を選択出来るような学部を選ぶのも1つ手かなと思いますよ。
私は専攻Social Scienceです。私も絶対にこれって興味がないので結構迷いましたが、割と興味のあった社会学の分野(心理学、社会学、教育学など)を幅広く学べるSocial Scienceにしておけ!ってことになりました。一番の決め手は、広く学べるところです。学部一年目は広く学び、後々絞っていけるコースが多いので、興味範囲が広い私にはうってつけだと思いました。
学部コースがGuaranteeされているか、そのコースで何を勉強できるか(名前が関係なさそうなコースでも、興味のある分野の授業を取れる場合が多いため)なども視点の一つです。
・イギリスの大学のファウンデーションコースに出願するつもりなのですが、ファウンデーションコースであっても1年入学時期を延ばすことは可能なのでしょうか?(i.e. ギャップイヤーみたいな制度が存在するのかということです)
私のファンデでは、合格後に「ギャップイヤーとりたい」と言い、OKもらえました。で、1年間入学前に休学しています。私の場合は、コロナで完全オンラインになることが理由だったので、対面で行われる今年はOKもらえるかどうか分かりませんが、ギャップイヤー取ってから、出願する方も多くいます。出願先にぜひ聞いてみてください。
KCLの学部コースについて
・KCLのファンデーションコースからIRの学部コースの出願について教えてください。
KCLのIRの場合、求められる成績は60 (B+)以上で、難易度としては、努力すれば十分達成できる成績だと思います(ちなみに、PPEは70~75)。キングスへの学部進学の場合、ファンデ生には特別(若干低めの)の成績基準が設定されているから、外部ファンデを経由するより、キングスファンデを経てキングス学部に進学する方が確実だと思います。一例として、私が学部進学時に併願したWarwick Universityの条件がオーバーオール75 (A+)だった事を考えると、第一志望のファンデを経由する事は、進学条件を満たしやすい、という点で大きなアドバンテージだと思います。
・KCLのファンデーションコースから学部への進学率について教えてください。
UCAS 出願時に出されるPredicted Gradesが学部進学の成績基準を満たしてなかったら、違う学部に振り分けられますので、必ずしも第一志望の学科に進めるとは限らないです。ただし、KIF 学生の90%がキングスに進学していますから、第一志望の学部かどうかは置いといて、進学率は高いです。
・KCLに進学したいのですが、UCLの進学準備コースとKCLの進学準備コースはどちらに行くのが良いでしょうか。
一言にいうのはなかなか難しいです。KCLのIRはConditional Offerが一緒にきますが、UPCHに進学する場合はUCLのConditional Offerすらないので、1月ごろ再度UCAS経由で大学に出願します。その際に他のロンドンの大学にも出願できます。その際、UPCHからKingsの学部のOfferを貰うのは難しく、前例があまりないそうです(止められます)。なので、King'sに興味があるのであれば、そのままKCLに行った方が良いように思います。
UCLの学部コースについて
・UCLのIRに必要な成績を一学期に獲得するのはどれぐらい大変だったでしょうか?
UCLの IRはRequirementがAAAです。個人差・ファンデーションコースで取る授業とご自分の相性にもよると思いますが、時間をかけて丁寧にやれば取れる成績だと思います。また、出願時に大学に提出する成績は、「見込み成績」であり、1学期の試験結果にこれからの伸びを数%上乗せしたものを提出します。なので、1学期の成績がB+程度であれば、見込み成績はおそらくAになると考えられますが、これに関しては成績が開示されないので公式見解はわかりません。また、卒業時に「見込み成績はRequirementを満たすが卒業時の成績が満たない」と言う例があると言う話を先輩などから聞いています。
・UCL以外の大学に進学されている方たちは意図的にそれらの大学に進学している感じでしょうか。Imperial College Londonを第一志望にしています。
ICL & オックスブリッジ・ ICLに行く人たち:意図的に進学を希望している印象でした。 近しい友人にはいなかったけれど、オックスブリッジを目指す人たちも早期のうちに選抜があってサポートされていた気がします。
ICL以外:友人は、ファンデを進路を考える期間として考えていたみたいなので、特にUCL進学にこだわっていたわけではないみたいでした。UCLよりも自分に合ってるなーって思った大学を選んでそちらを第一志望にして進学して行きました。 あとは、獣医学部などUCLにないコースを志望している人たちは、意図してその大学に進学していると思います。
(ICL希望とのことなので関係ないかもしれませんが)オックスブリッジと医学部は出願自体が早いので、夏休みの間くらいには出願するか否かを決めておく必要があります。 ・友人でLSEに行った子がいましたが、彼女はLSEを第一希望、UCLを第二希望にして受験していました。ICLについては分かりませんが、LSEは別途の試験を持っているので、その対策はUPCとやっていたようです。
・UCLのファウンデーションコースからの進学実績を教えてください。UCL何割、ICL何割、その他。
UCLのファンデーションコースからの進学実績は以下の通りとなっています:
・合格実績:https://www.ucl.ac.uk/languages-international-education/preparation-courses/upc-foundation/previous-students
・進学実績:https://www.ucl.ac.uk/languages-international-education/preparation-courses/upc-foundation/previous-students/universities-courses-2023
念の為、合格実績はOfferをもらった大学の一覧、進学実績はOfferをもらった中でどの大学に進んだか(Progress)を示しています。Offerの数は%が発表されていますが、進学実績は人数が出ていないようです。
・出願に必要な成績を一学期に獲得するのはどれぐらい大変だったでしょうか?
個人差・取る授業と自分の相性にもよると思いますが、時間をかけて丁寧にやればお取れる成績だと思います。また、出願時に大学に提出する成績は、「見込み成績」であり、1学期の試験結果にこれからの伸びを数%上乗せしたものを提出します。なので、1学期の成績がB+程度であれば、見込み成績はおそらくAになると考えられますが、これに関しては成績が開示されないので公式見解はわかりません。また、卒業時に「見込み成績はRequirementを満たすが卒業時の成績が満たない」と言う例がある