こんにちは、Yukuです。昨日たっくさん走ろうと思っていたら、紆余曲折あって人生で初めてハーフマラソンみたいな距離になってしまったので膝が少し痛んでおります。よく休ませます。
それは置いておいて、ちょうどこの時期に行われている科目選択についてお話ししようと思います。これは学部によって大きく異なる話題ですので、あくまで一例としての参考に留めておいてくださいね。
単位(credit)、科目数について
私の所属する社会科学学部(Social Sciences)では、進級、卒業のために毎年120 creditの履修が必要になります。一般的に1科目が15 creditですので、毎年1,2学期合わせて8科目を受けます(当大学は3学期制ですが3学期は基本的に課題や試験を行う期間で授業はありません。)科目は各学期4つずつ取るのが定石ですが、中には3つと5つに分ける猛者もいます(五科目やる学期はとっても忙しい)。
履修科目の種類
履修する科目には必修(mandetory)、選択(optional)、そして自由選択(elective)の三種類があります。一つ目の必修は簡単、取らないといけない科目です。否が応でも履修します。二つ目は選択、学部のプログラムチームが予め専攻と関連性の高い科目を候補としてあげ、そこから生徒が好きなものを選ぶものです。科目は主に所属学部、学科内管轄のものがリストアップされます(社会科学学部なら心理学の科目など)。最後に自由選択です。これは選択科目とは違い学部の管轄云々の縛りから解放された、本当に好きな科目を好きな学部から選べるものです。専攻との関連性が認められ、尚且つ当科目の定員に空きがあった場合にのみ正式に履修することができます。
この三種類の中から8科目選んでいくわけですが、それぞれの種類から選べる科目数の上限が決まっています。私の学部は学年が上がるごとに必修の数が減り、その分選択、自由選択の数が増えていく仕組みで、3年目は必修が45 credit(3科目)、飛ばして自由選択は30 credit(2科目)以内となっています。ですので選択科目から4科目取ることもできますし、選択と自由選択から2教科ずつ選ぶことも可能です。
実際の科目例
ちなみに私の去年の科目はこんな感じです。
必修:
Qualitative Research Method (Term 1)
Quantitative Research Method (Term 2)
Social Theory (Term 1)
Social Psychology (Term 2)
選択:
Identities: Sociological Perspectives (Term 2)
Urban Sociology (Term 1)
Uncertainty in contemporary societies: A psychosocial approach to wellbeing (Term 1)
自由選択
Cognitive Psychology (Term 2)
(あと例えば1年目は5分のドキュメンタリー映像を作る科目をとった)
科目ごとの狙いとしては、研究の方法論を必修で学んで、後は社会学と心理学の幅広い分野を浅く広く学んでいます。社会科学というのは一つの分野に特化するのではなく、分野を横断する多角的な視野を育み、別分野の知識、概念を複合的に組み合わせることで、社会問題という、たくさんの要因が絡んだ現象をよりわかりやすくモデル化したり、解決への切り口を見つける。そういう学問なのかなと、2年目の終わりにしてやっと言語化できるようになってきた次第です。
終わりに
結構深く掘り下げて解説してきました。私Yukuの科目選択の実情は割とよくおわかりいただけたことと思います。時間をかけて選べる選択肢をじっくり吟味することを大切にしながら、最終学年の科目も選んでいこうと思います。また、別の学部ではこの選択の自由度が大幅に少なかったりしますので、進学を控え学科を考える際にはこの点も注意してリサーチをすることをお勧めします。
それでは蒸し暑い梅雨がやってきますが、どうぞお体にお気をつけて!
イギリスには梅雨ないので人ごとなのが少し申し訳ありませぬが!
どうぞご自愛ください。
Yuku
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