[事務局より] 理系メンバーのゆかが、昨年度書いてくれた学部3年生時の科目選択の振り返りを今週、今年書いてくれた修士一貫コース(Msciと呼ばれる)の記事を翌々週にお届けします。
みなさんこんにちは、いかがお過ごしでしょうか?
9月から神経科学科の学部3年生になるゆかです。学部4年間(学士3年+修士1年)で卒業するMsciと呼ばれる修士一貫コースに編入することを考えているのでそれを加味した3年生の科目選択になりました。ご参考になる部分があればとても嬉しいです!
・BSc,MSciとは
BScとは3年間で「学士」の卒業資格を修めるコースとなります。
Msciとは学部・修士一貫コースのことで、4年間で修了します。卒業資格は「修士」となります。学部・修士一貫コース(MSci)が一般的な修士(MSc)と違う点は、MSci卒業者は「修士」卒業の資格しか持たないのに対して、MSc卒業者は「学士」と「修士」両方の卒業資格を持つ点です。私がBScを卒業してMScで新たに修士を収める方法ではなく、MSciに進学したいなと思った理由は大きく二つあります。
一つ目は、今まで大学で出会った先生方がとても素晴らしく、彼らの研究者としての顔を見たい!と思ったからです。座学では綺麗な結果が紹介されますが、実際の研究はこのようにあっさり行かないのだろうなと先生方の話の隅々から想像していました。研究があっさり行かなかった時に、先生たちはどう考えているのだろうと気になったので、彼らの元で修士の卒業研究をしたいと思いました。
二つ目は、修士課程でいよいよ本格的に研究ができるようになるので、その時間を大学に慣れることよりも研究に当てたいと思ったからです。ファウンデーションコース生としてイギリスにやってきた時に、1年で新たな環境に慣れながら結果を築くのはとってもチャレンジングだなと実感した経験があったので、できれば知っている場所で修士課程を修めたいなと思いました。
学部卒業後の進路に関するブログも執筆予定ですので、もしこのあたりのことに興味があればまた覗きにきてください〜!
・BScとMSciの3年次の科目選択の違い
大学3年生はBScの学生にとっては最終学年だったり、MSciの学生にとっては修士の準備だったりで気合いの入る年になりそうです。大学3年生の科目選択では、BSc,MSci共に120単位を選択しますが、内訳が違います。3年生では、BScは研究室に所属して実験し、エッセイを書くリサーチプロジェクトを行い、MSciは既出の論文をもとにエッセイを書くライブラリープロジェクトを行います。MSciの学生も4年生になったらリサーチプロジェクトを行います。
*補足:BScの生徒もライブラリープロジェクトをとることも可能ではあります。ですが、BScの生徒には基本的にはリサーチプロジェクトが推奨されていて、ライブラリープロジェクトは総合成績が60を切った場合に担当教員の先生に勧められる選択肢になります。
・モジュールを選択するにあたって考えたこと
今年の科目選択は個人的に一番悩みました。追加で変更をお願いしてしまったほどです…。
私が一回提出した科目選択を変更しようと思ったのは、ライブラリープロジェクトで知りたいことを深く追求するために取っておいた方が良いモジュールがあることに気が付いたからでした。私はライブラリープロジェクトで発生学と電気生理学(イオンチャネルとかです!)を掛け合わせたいと思っていたのですが、1回目に提出した科目選択では発生学に偏りすぎていて電気生理学に関するモジュールがあまりありませんでした。私にとって電気生理学の方が学ぶのに時間がかかるので、もう少し電気生理学のモジュールを取って電気生理学にかける時間を増やそうと思い変更を決めました。納得のいくライブラリープロジェクトが書けたらいいなあ〜と思っています〜!
・1、2年生のうちにしたこと
3年生の科目選択に向けて1、2年生でしたことは
分子、細胞、組織、体全体のどのレベルの自分が興味があるんだろうということを掘り下げました(1,2年生)
→自分の興味がわかると、3年生のプロジェクトと科目選択の方向性が定まりやすくなったなと思います!
将来取りたいモジュールに必要なモジュール(pre-request)をModule catalogueで事前に確認し、選択する(2年生)
学部入学前にやりたいと思っていたことと方向性が少し変わってきているのですが、それも良いかな〜!と思っています。
実りある科目選択になりますように!
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