エージェントを決める
エージェントを選ぶ
出願時にエージェントを利用された方がいらっしゃいましたら、選び方を教えていただきたいです。
私は出願した各校とエージェント提携している会社を利用しました。PSを確認してもらうのと出願の手続きを代行してもらいました。UCLに関しては、自力で出願しましたが、かなり面倒だったので、出願する大学とエージェント提携している所に登録するのが一番かな、と思いました。
エージェントの知識でありがたかったのは、もともと進学しようとしていた大学の一つで、ファンデーションコースからは進学できない学部がある事をエージェントに指摘してもらえ、未然に防ぐことができたことでした。ウェブサイトだけだとわからないこともあるものだなあと感じました。PSに関しては、誤字のチェックをしてくれますが、構成などはみてくれないので、そちらは学校のネイティブの先生に見てもらいました。
ファンデ併願について
ファンデを併願する
ファンデーションコースは何校出願しましたか?また、どこの大学を併願したのか、滑り止めと第一志望などの選び方を教えてください。
(KCLファンデ卒業生)以下の5校のファンデーションコースに出願しました。Australian National University (AU), Durham (UK), King’s College London (UK), Sussex (UK), Warwick(UK)。(学士課程の入学レベルに差はあっても)ファウンデーション自体に大きなレベルの差はないので、本当に行きたいと思った大学に絞って出願しました。なかには追加で出願料が発生する大学もあるので、片端から出願するよりは、数校に絞って出願することをお勧めします。また、私の周りで出願したファウンデーション全てに落ちたという話は聞かないので、余程のことがない限り、(滑り止めは)心配する必要はないと思います。
以下の5校のファンデーションコースに出願しました。
第1志望 UPCH(希望学部:UCL Politics and International Relations、以下PIR)
第2志望 KCL(希望学部:KCL PIR)
第3志望 Birmingham(希望学部:Birmingham IR)
第4志望 Sussex(希望学部:Sussex IR)
第5志望 Lancaster(希望学部:Lancaster IR)
私はイギリスに行けなかったら浪人するだろうと思っていたので、ファンデの中で滑り止め~第一志望まで組みました。一つの目安として、出願時期の早さを考えました。第4-5志望は8月末に出願して即日で回答、第3志望以降は9月、10月、11月と少しずつ遅くなっていき、かつ競争率が少しずつ高くなるようにしました。2つめの目安は競争率で、留学フェアなどにいって、担当官に聞くとどれくらいの出願者がいたのか教えてくれる場合があるので、それで競争率を考えたりしていました。
私は(現在在籍中の)UCLのファンデーションコースのみ受験しました。ただ意外とファンデのみに関して言うならレベルの差はそんなにないと思うので、そのファンデが提携している先の大学で選ぶ形が正しいんじゃないかと思います。併願校は多くても3つぐらいじゃないかなと思います。
私はUCLのファンデーションコースのみ受験しました。ファンデ以外だと
・NYUのアブダビ校
・ミネルバ大学
・ライデン大学(オランダ)
という国家的にはまとまりのない、そして高みを目指して受けた結果受かったのは(現在在籍中の)UCLファンデのみでした。今思い返せばすべり止めのない受験でした
ファンデを選ぶ理由
UCLファンデーションコースに出願する理由
学部進学が保障されていないUCLのファンデーションコースに出願した理由を教えてください。
少し不純で、大学としては(学部ではなく)UCLの方が世界ランキング的には高い印象があり、少しでもランキングが高そうな大学に行きたいという思いがありました。なので、例え保証されていなくてもUPCに受かったらUPCに行こうと決めていました(なので今年LSEにも出しています←これは大学としてPoliticsのランキング・教授・内容が強いから)。UCLはBSc Politics and International Relations (PIR)で統計手法なども合わせて学べるため、そのような客観的な視点を学びたかったと言うのも加えてUCLを選ぶ理由となりました。
志望動機書に関して
志望動機書を書くにあたって
志望動機書を書く際のアドバイスをください。
ファンデはあくまでも大学に進むための通過点で、そのあとどこの大学で何を専攻したいかまでを今の時点で明確にしておくとパーソナルステートメントも楽になると思います。
私は可能な限りパラグラフ間のつながりや流れを意識しました。何百、何千とPSを読む審査官に印象付けられるよう、できるだけ読みやすく、分かりやすい構成を心がけました。ですが、どのような構成で書いたとしても、PSの質問に対して自分の言葉で説明することが一番大切なことなので、誠心誠意向き合えば、心配することは無いと思います。
私のファンデPSの流れを箇条書きすると、以下のようになりました。課外活動で得たスキルを④のアピールで使うとより強力なものになると思います。
①国際関係を勉強したい理由や興味を持ったきっかけ
→模擬国連やシンポジウムの経験など。部長や生徒会での経験をここでもつなげられると思います。
②ファンデを通して得られる技能について
→例:このモジュールを通して、このようなスキルを身につけたい、かつ身につけた技能がどのように学士過程と将来のキャリアに役に立つのか
③自分がオファー出来るもの
→課外活動より培った経験やスキルなど
④まとめ
→〇〇だから、私はここの大学・ファウンデーションに行きたい、と簡潔にまとめる
PSは出来る限りコースの内容に繋げて、関連を持たせて書くべきです。生徒会での素晴らしい活動とつなげて書くもよし、実際に政治等に関するリサーチ、イベントへの参加経験があればそれもあり、また普段からの政治に関する関心をどのように示しているかを入れるのも手です。例えば、毎日政治に関するニュースを読む、読書する、などの習慣的なことも小さなことに見えますが、興味関心のあることへの熱意を見せる1つの技だと思います。
志望動機書を書くにあたって
PSは違う学校のファンデーションごとに分けて書きましたか?
出願した5つのどの大学・ファウンデーションも魅力的で、それぞれ他にはない特長があったので、パーソナルステートメント(PS)ではその点を強調しました。PSはそれぞれの大学に合わせて書くと良いですが、基本的な構成さえ決めてしまえば、他は各大学・ファウンデーションの情報に合わせて変えていけば良いので、併願用のPSを書くのはそれほど大変な作業ではありませんでした。もちろん、異なる国に出願する場合はより大きな調整が必要となりますが、志望するファウンデーションコースに一貫性がある場合(例えば、Social Science, Humanities 系統など)、その学問に興味を持ったきっかけや、今後どのように役立てたいかということに変わりはないので書きやすいと思います。
最初の学問に興味をもったことや課外活動で培った力についての数段落は使い回し、それぞれのファンデーションコースについて話す段落・大学のコースについて話す段落の2段落はそれぞれの大学別に書きました。私はファンデについてもそれぞれのコースで学びたい力についてざっくりと書いた上で、「▲▲大学の■■学部、特にこういうモジュールを取りたい」というような言及をしました。例えばUPCなら、skills needed to discuss historical or political issuesをUPCで学びたい的なことをざっくり述べ、その上でUCLのIRのstatistic関連のモジュールを政治・国際関係論と合わせて学びたいと述べました。
パーソナルステートメントを受験する大学ごとに変えるのは必須だと思います。どの大学のどの学部に進学したいからここのファンデに入りたいとはっきり言い切ってしまった方が説得力もありますし。ファンデ自体は留学生をたくさん受け入れたいはずなので。
書き分けました。でも書き分けたのは、なぜその大学、国に進学したいのかというところだけです。「自分の学びたいこと」と「自分の強み」は基本的に変えない方がいいような気がします。ただ、「あなたの大学(ファンデ)のこの特徴が私の学びたいことをがっちりやらせてくれるはず」って言うためには大学ごとに特徴の部分も変える必要があるかも。
私は大学に出していくごとにPSももまれて新しい要素が入ったりしてよりいい出来になったと思うので、書き分けただけでなく進化していったともいえます。一概には言えませんが(UCLファンデは最後に出願したので一番いいPSだったかもしれない)。
アメリカの大学も出願しましたが、PSを意識的に国別で書き分けたというよりは各大学の質問文の要求に沿って書いたって感じです。なので何を書くべきかはっきりしなければ思い切って大学の担当さんにコンタクトとるのもありだと思います。
大学から求められているPSの内容が(KCLとUCLのように)類似していても、可能な限り出願する大学ごとにPSを書く事をお勧めします。PS全てを書き直すというわけではなく、出願する大学の名称や、そのファウンデーションで履修できるモジュール名を記載するなど、その大学・ファンデならではの情報を載せることで、自分自身の真剣度や知識をアピールできます。
志望動機書を書くにあたって
課外活動の経験から得た技能(リーダーシップ、マルチタスクなど)を「学問面への興味」と繋げる以外に、その技能自体について語る必要はあると思いますか。
そういった自分の強みにフォーカスしたパラグラフは必要な気がします。私は一度UPCのExaminerさんに自分のPSについてアドバイスしてもらったうえで(ぎりぎり受かりそうな人にはそういうアドバイスがあるらしい)最終的に自分の魅力だけにフォーカスしたパラグラフを設けていました。
UCLのファンデのUPCの去年のPSの質問文を参照すると、自分の人間性における強み、自分の魅力を強く打ち出して、「故に私の存在はファンデにとっても有益になりますよ」とアピールできると有効かと思います。その過程で自分の課外活動とか経験を例示して「○○の経験などを通して××のスキルを身に付けた」などと言えると信憑性がアップしてお勧めです。
「自分の課外活動と学問への興味関心を繋げるか」について。私はつなげてなかったです!課外活動は自分の魅力アピールの例としてのみ使いました。まずは要求されていることを漏らさず明確に書くことを意識したので、パラグラフ間のつながりは大してなく、それぞれのパラグラフで一つずつ必要な内容を書いていきました。(その方が試験官も情報が足りてるか判断しやすくて良いのかもしれません)ちなみに私の場合は「学問への関心(何を学びたいか)」より「なぜそのファンデにしたのか」に二倍くらい語数を割いてます。
私はPSで自分の経験(課外活動や授業で行ったことなど)と自分の専攻したい学問(国際関係)を直結させました。そのため、「部長や生徒会の経験を踏まえてリーダーシップやマルチタスクといった面のみにフォーカスしてアピールする」必要性は、ないと思います。生徒会を通して学んだtransferrable and interpersonal skills(リーダーシップやチームワーク、コミュニケーションなど)をアピールすることに越したことはありませんが、もしも自分の学びたい学問に直結するような経験があるのであれば、ぜひアピールするべきだと思います。
私自身、国際関係学を勉強したい理由の一つとして、高校の授業で行った模擬国連のことや、学校外で参加したシンポジウムの経験を挙げました。このような課外活動を含めることで、(海外大学は課外活動への参加を高く評価する傾向にある兼ね合いもあり、)興味のある学問への熱意が審査官に伝わりやすく、PSの信憑性が増すと思います。
①学部への志望動機 ②高校での勉強との関連(IRに関係あるReadingをして、どういうことを考えたか、など) ③仕事の経験(インターンやアルバイトから学んだこと) ④課外活動で学んだこと ⑤趣味 の5つの内容について書けと指導されました。なので、リーダーシップなどのみに絞ったアピールは、④に含むと強いアピールになるのではないでしょうか。また、小さな日常のことへの熱意というのは、UPCでも数ヶ月前に言われてような気がします。Critical thinking(批判的思考能力)を日常やニュースに対して使っている力を見せられることは、大事だと思います。ファンデーションコースに出願するときは、大学に出す時と違ってそれぞれの大学に出すことができるので、それぞれのコースが求めているもの(ex. those who can use critical thinking skills/strong enthusiasm for the academic study etc.)に対して書くのも大事でした(思い出した)。
中学、高校時代の経験は積極的に書いた方が良いと思います。自分のリーダーシップや積極性をアピールできるいい場面だと思います。その特技でコースで自分がどう活躍するか、またコースのどんな特徴がより自分を成長させてくれるか、を書くのが大切だと思います。
僕の場合はUPCのcritical thinking skill、interdisciplinary approach、diversityに的を絞って自分の経験を関連付けました。字数制限が短いのでこの特徴に引かれました!!と的を絞って強く主張するとうまくまとまると思います。Personal Statement は不安になりがちですが、自分には自信があるとアピールするのも大切だと思います。
推薦状に関して
推薦状を用意するにあたって
体験談を読んでいると、推薦状を提出した人がいるようです。推薦状を出願時に使った先輩は、任意で提出したということでしょうか?また、あらかじめフォーマットが指定されていない場合、学校の先生にはどのようにして推薦状を書いて頂いたのでしょうか?(例えばUCLはフォーマットがあるが、KCLの指定の形式がない)
私は複数の学校に出願しましたが、Referenceが必須なのはUCL(指定のフォームあり)とBirmingham(任意のフォーム)のみでした。提出が必要ではない大学でも、Additional Documentをアップロードできる部分がある場合は、推薦状を提出しても良いと複数の大学から聞いた覚えがあります。私は学校の先生に毎回宛名を変えて出してもらうのが面倒だったので、必須のところ(UCL/Birmingham)しか出しませんでしたが、全部合格しました。
Birminghamに関しては、留学エージェントから一般的な推薦状のフォーマットを教えてもらい、それに従いました。A42枚で学校の校名入り便箋(便箋がない/ワードドキュメントで作成する場合は、各ページに校章と校名を入れる)、発行日、最後に推薦者の名前と役職を入れてもらいました。大学側に問い合わせれば形式を指定してくれると思います。先生には、↑の内容を伝えた上で、PSに書いた経験+今まで高校でやったことをリストにして渡し、「この辺を書いてください」と伝えました。
私はUCLのファンデ(UPC)とアメリカの大学に出願していました。UPCに関してはManakaの言う通りフォーマット指定のAcademic referenceを高校の先生に書いてもらって提出しなければいけません。それだけでも別に良かったのですが、他大学出願のために私の高校オリジナルのフォームの推薦状も書いてもらっていたので、それをAdditional Documentとして提出した記憶があります。ご自分のことをプラスに評価してくれている推薦状なら追加で送っても損はないかなーと個人的には思います。本格的にそういった事務書類が必要になる時期はおそらく年末辺りとかで先生方も忙しいはずなので、先生には早めに書類作成をお願いしておくことをお勧めいたします。(最終成績とかは除く)私は担当の先生に散々迷惑かけてしまいました。
UCLファンデ出願に関して
UCLのファンデーションコース入学試験
UCLのファンデーションコースの入学試験の対策方法につい教えてください。
2020年9月入学生の先輩の回答です。
UPCSE全般について:入学試験のレベルに関してはイギリスのシステムで言うと "iGCSE" レベルと "AS-level" の問題が該当するのではないかと思いました。
UPCSE Biology:
・生物単語: https://www.cracksat.net/sat2/biology/ を使いました
・iGSCEの過去問 四択問題
UPCSE Chemistry:
・iGSCE の過去問 四択問題
IELTS:
ライティング:『パーフェクト攻略ライティング』でパターン分析
リスニング:Youtubeにあるバンド(点数)ごとの模範解答を参考にしました。
スピーキング:ネイティブの先生との練習
リーディング:過去問